新着情報 実務設計?施工講座を開講(日鉄テックスエンジ株式会社 寄附講座)
2025年6月6日(金)より、工学部 総合システム工学科 土木工学系の学生を対象とした寄附講座「実務設計?施工講座(日鉄テックスエンジ株式会社)」が開講されました。本講座は、建設業界の将来を担う人材の育成および在学期間中の学びの重要性再認識を図ることを目的として、日鉄テックスエンジ株式会社によって本学に開設されたものです。昨年度は「実務設計講座」と題して、3年生を対象に10月~1月にかけて実施しましたが、本年度は施工に関する内容を加え、1年生を対象に全6回実施する計画です。
第5回(7月4日)?第6回(7月18日)
2025年7月4日(金)に第5回、7月18日(金)に第6回の講義が行われました。両回では、第1回をご担当いただいた津末 佳朋 氏が講師となり、設計編(1)(2)として、設計業務への適性、設計の業務とその難しさ、特に難易度の高い設計、成果物の作成ツールとその使い方などについて具体的に解説いただきました。また、実際の業務で用いた図面をもとにAutoCADによる製図や構造計算とその照査を行いました。
受講した学生はまだ1年生ですが、全6回の講義によって施工と設計の実務の基本を学ぶことができました。さらに、受講生の「基本を学んだうえで実務を体験してみたい」という希望から、日鉄テックスエンジ株式会社が主催する夏季インターシップに招待されることになりました。暑い夏とともに学生たちの熱い学びも続きそうです。
第4回(6月27日)
2025年6月27日(金)に第4回の講義が行われました。前回に続いて、建設事業部工事技術土木技術グループ 阿南 雄大 氏が講師となり、施工編(3)として、施工場面の実務知識について具体的に解説いただきました。建設現場の施工管理者(現場監督)は、自分が手を動かすのではなく、人を動かす仕事であること、常に自身が立ち会わなくても仕事が進むように十分に段取りする必要があることを学びました。また、基礎工事の具体的な流れと内容を理解し、工事積算(コンクリート量の見積り)の演習を行いました。
今回までの施工編(1)~(3)の内容は全て土木施工管理技士になるために必要な知識であり、これらを理解した受講生らは7月2日から申込受付が始まる本年度後期2級土木施工管理技術検定を受験する意志が固まった様子です。次回からは設計編が始まります。
第3回(6月20日)
2025年6月20日(金)に第3回の講義が行われました。前回に続いて、建設事業部工事技術土木技術グループ 阿南 雄大 氏が講師となり、施工編(2)として、建設現場の仕事、建設現場をきちんと管理するために重要なこと、新入社員が1年間で覚えることなどについて具体的に解説いただきました。
建設現場の施工管理では、安全管理、品質管理、工程管理、原価管理を行うこと、現在では安全管理が特に重要であることを理解することができました。施工編は来週まで講義される予定です。